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アジア学術会議第18回会合でアジアにおけるFuture Earth の展開を議論

アジア学術会議第18回日本会合(12月5-7日、日本学術会議)で、12月6日、Future Earthに関する全体セッションが開催され、アジアにおけるFuture Earthと持続可能性研究の最新動向の共有と今後の展開に関する活発な意見交換が行われました。 

セッションは、国際学術会議 アジア太平洋事務局 代表 Mazlan Othman 氏、Future Earth諮問委員会共同議長 Leena Shrivastava氏を初め、アジア地域におけるFuture Earthの活動に重要な役割を担う9名の登壇者を迎え、約50名の参加者を得て開催されました。

今年新たに国レベルのネットワークが発足したモンゴルとフィリピンからは、その代表者が登壇、最新の活動を紹介しました。国内委員会発足にむけた準備が進むインドネシアからも関係者が参加し、韓国、台北、日本の国レベルのネットワークの代表者らを交え、活発な意見交換が行われました。また既存の研究ネットワークを基盤に、アジアにおける大気汚染と健康被害をテーマにした新たなプロジェクトの提案がなされるなど、より一層の研究協力に向けた議論が進みました。さらに、Future Earthが取り組みを進める、地球規模のシステミックな課題への横断的な研究についても、アジア地域や各国の視点を反映するべく、活発な議論が行われました。

アジア学術会議第18回日本会合は、「社会における科学の役割:アジアにおけるSDGsに向けた戦略」(“Role of Science for Society: Strategies towards SDGs in Asia ” 仮訳)をテーマに開催され、アジア学術会議第18回会合宣言を採択して閉会しました。宣言は最後に、学術界の連携を強化し社会のニーズに貢献するとし、各国の研究者が経験を共有し、環境・エネルギー・防災の分野における共同研究ネットワークを構築するとともに、国際学術会議やFuture Earthなど国際組織と連携し、科学者による政策立案への貢献を強化することの重要性をうったえています。

アジア学術会議第18回日本会合 Future Earthセッション 

共同コンビーナー:

  • 安成 哲三(Future Earth 諮問委員会委員・日本学術会議「フューチャー・アースの推進と連携に関する委員会」委員長・総合地球環境学研究所所長)
  • ハイン・マレー(Future Earthアジア地域センターディレクター・総合地球環境学研究所副所長)

登壇者(発表・パネリスト):

  • Prof. Leena Shrivastava  (Co-Chair, Future Earth Advisory Committee)
  • Dr. Mazlan Othman (Director, ISC Regional Office for Asia and the Pacific)
  • Prof. Mitsuo Uematsu (Member, ISC Regional Committee; Future Earth Ocean KAN; Professor Emeritus, The University of Tokyo)
  • Dr. Shin-Chun Candice Lung (Chair, Future Earth Tiwan Commettee; Academia Sinica)
  • Prof. Soonchang Yoon (Chair, Future Earth Korea National Committee; Vice-President, Korean Academy of Science and Technology)
  • Prof. Chuluun Togtokh (Chair, Future Earth Mongolia National Committee; Professor, Mongolian National University)
  • Prof. Lourdes J Cruz (Chair, Future Earth Philippines National Committee; National Academy of Science and Technology of Philippines)
  • 谷口真人 (Future Earth Nexus KAN・総合地球環境学研究所副所長)
  • 武内和彦 (フューチャー・アース日本委員会委員長・ 日本学術会議副会長・地球環境戦略研究機関理事長)
  • 春日文子 (Future Earth国際事務局日本ハブ事務局長・国立環境研究所特任フェロー)
  • Dr. Wang Qinxue (National Institute of Environmental Studies)

アジア学術会議 (Science Council of Asia: SCA)は、アジアの科学アカデミーおよび国立の学術機関により、2000年に設立されました。SCAは、自然科学、社会科学、人文学など全ての分野の研究者に、アジアにおける学術的交流と協力を推進するプラットフォームを提供し、持続可能な発展と生活の質的向上に資する包括的なビジョンを開発・推進することを目的としています。現在18の国と地域の31団体が加盟しています。アジア学術会議の年次会議は、加盟国持ち回りで行われ、第18回目となる本会議は、日本学術会議が主催します。

第18回アジア学術会議の詳細は、会議ウェブサイトをご覧ください。